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神秘的な古代世界を旅するアクションRPG『Moon Hunters』 日本語版がPS4で配信開始

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2月9日、ゲームデベロッパーのKitfox Gamesは、神秘的な古代世界を旅するアクションRPG『Moon Hunters』日本語版をPS4向けに配信開始した。本作は2016年にSteamにてPC版がリリースされている。

『Moon Hunters』ストアページ

本作は海外にて数々のゲームアワードを獲得している作品。ゲームジャンルとしては「性格診断RPG」と銘打たれており、プレイヤーの行動によって物語が変化し、伝説として語り継がれていく「プレイするたびに姿を変える世界」という要素が特徴となっている。

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イッサリアの地に暮らす4つの部族をマルドゥク王の太陽教団が襲うまでの5日間、その期間の出来事を繰り返してプレイするうちに、キャラクターやストーリーの新たな一面が見えていく。主人公は4つの出身地と6つの職業から選択可能。職業によって使えるアビリティは異なり、冒険を進めるにつれてアップグレードの機会が訪れる。

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2016年に日本で開催されたインディーゲームの祭典「BitSummit」にも出展されていた作品であり、その際にプレイした方も多いのではないだろうか。今回PCに加えPS4への配信とのことで、まだプレイしていない方は遊んでみてはいかがだろうか。

[基本情報]
タイトル: Moon Hunters
制作者: Kitfox Games
対応OS: PS4/Windows/mac/linux
価格: PS4/1,499円 PC/1,480円
ダウンロード:
PS4
PlayStation Store

PC


ローグライク・アクションRPG『Brut@l』 現代的なアスキーアートで創造された世界を探索せよ!

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2月10日、インディゲームディベロッパーのStormcloud Gamesは、アスキーアートで作られた古典的なローグライクを現代風に再創造したアクションRPG『Brut@l』の配信を開始した。現在、PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」にて販売されている。

独特なアートワークがまず目を引くであろう本作は、すでにPS4版でのリリースが行われており、PC版・PS4版ともに日本語に対応。価格は1480円(2月17日までセール中)となっている。

『Brut@l』Steamページ

本作は、全26階からなる自動生成型の3Dダンジョンを攻略していくことが目的となっているゲームだ。プレイヤーはゲーム開始時にレンジャー・メイジ・ウォーリア・アマゾンの4クラスの中から選び、かつてのローグライクゲームで主流となっていた「アスキー文字」で構成された現代的な迷宮を探索する。いちど死ぬと生き返れない世界で敵と対決し、そして奥深くへと進むこととなる。

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このゲームは、すべてのプレイヤーは同じ状況で開始する。当初持っているものはたいまつと古い盾のみ。キャラクターを強化するためには、レベルアップして新しいスキルと戦闘技術をアンロックしていく。材料を見つけて武器を作ったり、ポーションを調合したりするなど、必要なものは探索中にそろえていく必要がある。

探索中にはトロールやオーク、ライカンスロープなどのモンスターと遭遇することもある。敵は種類に応じて攻撃スタイルと弱点を持っており、これらの情報は隠された要素をアンロックすることで得ることができる。しかし脅威は単独のモンスターだけではなく、複数で襲い掛かってくるモンスターたちの組み合わせだ。うまく立ち回って切り抜けよう。

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ゲームモードのひとつとして、友達と一緒に冒険できるローカル協力モードも存在する。また直感的に使える編集ツール「ダンジョンクリエイター」を使用することで、自分だけのダンジョンを作成・シェアすることが可能となっている。

アスキーアートが組み合わさった、白と黒を基調としながらも色鮮やかさをみせるグラフィックに見とれた方は、一度プレイしてみてはいかがだろうか。

[基本情報]
タイトル: Brut@l
制作者: Stormcloud Games
対応OS: Windows
価格: 1,480円
ダウンロード:

フリーゲーム“拷問”RPG『芥花(あっか)』。悪魔から力を得て“死因”を奪い合う、儚くも強き少女達の物語。

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今回取り上げるフリーゲームは、サークル「クーネリア」が制作したRPG『芥花』です。繊細で可愛らしい少女達が主役の作品ですが、その題材は「拷問」と「秘密」。「至死者」と呼ばれる少女達が悪魔主催のゲームに参加させられ、お互いの「死因」を奪い合うという内容です。彼女達はそれぞれが拷問の悪魔と契約し、「辺獄」を舞台に戦うことになります。

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拷問と言うとただ理不尽で恐ろしい印象を持つ方もいると思います。しかし『芥花』では直接的な描写は控えめなので、苦手な方にも間口が広い作品です。一方、プレイヤーに揺さぶりをかけるような生死への葛藤を描くことで、少女達が生きた証を鮮烈に表現しています。

キャラクターだけでなく、駆け引きが熱い戦闘や、まったく違う遊び方を提示した3つのシナリオなど、本作は様々な要素が絡み合って構成されています。この記事ではその魅力をじっくりと紹介します。

死を運命づけられた少女達は、悪魔主催のゲームに挑む

本作の主人公は普通の中学生の少女「黒浦芥花」。彼女は自分が死ぬ光景を目にし、気がつくと見知らぬ教会にいました。そこには同じく自身の死の光景を見た6人の少女がおり、戸惑う彼女達の前に「ルイゼット」と名乗る悪魔が現れます。

ルイゼットが告げたのは、芥花達は1年以内に死ぬ定めが決まった「至死者」であること、そして死の記憶を現世に持ち帰るためのゲームに参加させられることでした。

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芥花は何も分からぬまま突然ゲームに参加させられる。
 
ゲームの内容は、契約した「拷問の悪魔」の力を使って戦い、他のゲーム参加者から“死因”を2つ以上奪うというもの。目的を達成してゴールできた場合、自分の死を回避できる可能性を得ますが、負けた場合はすべてを忘れて、現世で逃れようのない死が待ち受けています。

しかし死因を得るためには、ふたりの少女と拷問の魔法を用いて戦わなければいけません。戦いに積極的な者、消極的な者がいる中で、芥花は自分で未来を決めることになります。

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芥花と共にゲームに参加させられた6人の少女。
 

相手を責め立て屈服させる「拷問バトル」

本作の戦闘は「拷問バトル」と呼ばれ、芥花はパートナーの悪魔「“串刺し”イングニド」の力を使っていきます。敵味方には「意思」が用意されていて、これを0にして相手を屈服させると拷問成功です。

一方相手には「BP」と呼ばれる生命力に値するものも用意されており、相手を屈服させる前に0にすると殺害してしまいます。いかに殺さずに相手を屈服させるかの駆け引きが非常に重要です。

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芥花のパートナーのイングリド。高慢だが、戦いでは頼りになる存在だ。
 
戦闘コマンドには「心理」「拷問」「処刑」があり、精神的に責めるか肉体的に責めるか、状況に応じて使い分ける必要があります。それぞれのスキルの威力や効果に影響を与えるのは「傾向」と呼ばれる精神の状態で、戦いの中で増減します。

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辺獄に住む罪人との戦い。必須な戦いは少ないが、勝利すればアイテムが手に入る。
 
「致死者」同士の戦いでは、相手も悪魔の拷問の力を使ってきます。「焚刑」「圧迫刑」「緊縛」など、それぞれ特徴的な能力を使って芥花を苦しめます。強敵に打ち勝つには、BP、傾向、相手の行動パターンを読み、状況に応じた戦術を組み立てることが秘訣です。

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悪魔のひとり、「“動物刑”のアニェーラ」。使い魔を連れて戦うため、罪人とは比べ物にならない強さだ。
 

辺獄で繰り広げられる、3つのシナリオ

本作は3つのシナリオが用意され、初回は物語に沿って進行する「ユウアイ篇」、そのクリア後に選べる「ビョウドウ篇」「ジユウ篇」に分かれています。レベルは存在せず、イベント戦以外は無理に戦う必要のないシンボルエンカウント式なので、最後までテンポよくプレイすることが出来ます。各シナリオのプレイ時間は2~3時間ほどです。

ユウアイ篇

「ユウアイ篇」では、ゲームに巻き込まれた少女達が葛藤しながら戦っていく物語が描かれます。ゲーム参加に消極的な「あやめ」「セイラ」「おこな」のグループに合流した芥花は、彼女達と共に、「辺獄アブラクサス」の奥地へと足を踏み入れます。

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争うことなく道を切り開こうとするセイラ達。それぞれが胸のうちに秘めるものは何か。
 
一見可憐な致死者の少女達ですが、それぞれが人に言えない“秘密”を抱えています。故に彼女達はもろく、同時に激しい一面を見せることもあります。それぞれの想いが交錯した結果、物語は大きく揺れ動き、ゲームの結末へとなだれ込みます。

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辺獄を進むに連れ、少女達の歯車が少しずつ狂い始める。
 
そういった秘密を暴くことも本作の魅力のひとつ。致死者同士の戦いで死因を奪えば、それぞれが死に際に見た光景を垣間見ることが出来ます。死の絶望の先に何を見たのか、それを紐解くことで、少女達が何のために戦うか知る手がかりになるでしょう。

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死の間際の記憶。ゲームで敗北すれば、残酷な未来が待っている。
  
少女達の熾烈なぶつかり合いが描かれる本シナリオでは、芥花の選択や戦闘の結果次第で物語が分岐し、戦う相手が変わります。少女達がどういった結末を迎えるのか、どうして死ぬことになったのか、プレイヤー自身が見届けて下さい。

ビョウドウ篇

「ビョウドウ篇」ではうってかわって、戦闘なしの推理ミステリーです。「百客館」に辿り着いた7人の少女達は、魔力を奪う雨で能力を制限される状況に置かれてしまい、一時休戦します。百客館はかつて地獄を恐怖に陥れた、いわくつきの場所。現在は主人不在で、使用人達だけが働いていました。

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使用人達は何故か異様に“蜘蛛”を恐れている。
 
そんな中、致死者のひとりが突然殺害されます。犯人が誰か分からない状況下で、使用人達は主人である「ムカデ姫」が帰ってきたのではないかと噂します。ムカデ姫が彼女を殺したのか、それとも別の犯人がいるのか。魔の手が迫りくるの中で、芥花とイングリドの犯人探しが始まります。

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探索パートでは館の中を調べることが出来る。館に隠された秘密とは…?
 
ビョウドウ篇では「ペネトレーター」が開放され、プレイヤーが推理するための情報を確認することが出来ます。百客館の探索で事件の鍵を探し、犯人はどうやって致死者を殺害したか考察し、事件を解決に導いて下さい。

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魔法が存在するとは言え、厳密なルールがある。情報を整理しつつ、真実を導き出そう。
 
ジユウ篇

「ジユウ篇」は他のシナリオと違い、プレイヤーが自由に進行ルート決めることが出来る「フリーシナリオ」式のゲームです。「笑わざる子午線」と呼ばれる場所からいくつものダンジョンが繋がっており、各地には致死者の少女達が待ち受けています。彼女達とどんな順で何人と戦うかの采配は、プレイヤーの手にかかっています。

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辺獄には多種多様なダンジョンが存在する。ソルトロードもそのひとつ。
 
各地をじっくり探索すると致死者の意外な側面を知る事も出来、ユウアイ篇・ジユウ篇では謎だった部分を解き明かせるかもしれません。ただしユウアイ篇と比べて、どの致死者も大幅に強くなっているので一筋縄ではいかないでしょう。致死者との戦い以外にも、地獄に住まう罪人の依頼を受けたりと様々なイベントが用意されています。

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「“水責め”のヴァルトルーデ」戦。ジユウ篇での悪魔達は圧倒的な強さを誇る。
 

儚き願いを胸に、あなたはゴールを目指す

少女達の生死を賭けた戦い、本当なら見てはいけないものを見る背徳感、妖艶なグラフィックとBGMによって、『芥花』は他のRPGとは一線を画したゲーム体験を与えてくれます。もし少しでも良さそうと思ったなら、例えこういった世界観に慣れていなくてもオススメ出来ます。死の運命の中でもがき、生を求め駆け抜けた、少女達の物語を少しだけ覗いてみませんか?

タイトル 『芥花』
制作者 クーネリア(制作者様サイトはこちら)
対応OS Windows XP/Vista/7/8/10
プレイ時間 1シナリオ2~3時間程
価格 無料

ダウンロードはこちらから
http://www.freem.ne.jp/win/game/13168

スマホ3DローグライクRPG『ボクセルローグ』 “タメ攻撃”が特徴のリアルタイムバトルを攻略だ!

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2月10日、ゲーム制作者のみっふぃ氏は、3Dで作られたダンジョンを奥へ奥へと潜っていくローグライクRPG『ボクセルローグ』の配信を開始した。スマートフォン向けのゲームとなっており、価格は無料。現在の対応デバイスはiOS,Androidとなっている。

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『ボクセルローグ』
 
本作のゲームシステムの特徴としては、マス目で区切られたマップを移動していくローグライクタイプのRPGでありながら、リアルタイムの戦闘が展開される点だ。

そのため、通常イメージするようなローグライクRPGのように一手ごとに動くターン制ではなく、プレイヤーの操作によっては、ヒット&アウェイのような形で無傷での戦いが可能だ。一方で、操作を誤ってしまうと一方的に攻撃を受けてしまうということもありうる。

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このリアルタイムのバトルシステム特有の攻撃が「タメ攻撃」。敵への攻撃はスマートフォンをタップすることで行うのだが、そこで長押しをしていると、攻撃範囲に赤いボックスが表示される。そこでボタンを離すことで、パワーの高いタメ攻撃を放つことができるのだ。

タメ攻撃の効果は、装備している武器によって効果が異なる。通常の攻撃のように目の前の敵を攻撃するタイプや、長距離攻撃の可能なタイプも存在している。前述のとおり本作はリアルタイムのため、敵に攻撃されないタイミングでタメを行えるかが鍵となる。

また、装備する武器によって、こういったタメ攻撃の効果だけでなく、ねこ耳や老人など、キャラクターの外観も変化していく。ダンジョンの宝箱からさまざまなアイテムを集め、装備するという楽しみもあるのだ。

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パラメータには、通常のローグライクにおける空腹度のような「スタミナ」も存在。スタミナが0になると、攻撃力や防御力などのステータスが減少してしまう。スタミナを回復させる食べ物のアイテムも重要となるのだ。

スタミナは、攻撃や移動などによって減少する。初期のステータスでは、プレイしているとすぐに尽きてしまうだろう。敵を倒して得られるコインで、キャラクターのHPやスタミナを上昇させることができるので、何度もダンジョンにチャレンジして、キャラクターを強化、そしてダンジョンごとの最深部にまつボスを倒すことが目的となるのだ。

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3Dダンジョンとリアルタイム戦闘、そしてタメ攻撃などの珍しい操作感を持ったローグライクである本作、遊んでみてはいかがだろうか。

[作品情報]
タイトル:『ボクセルローグ』
開発元:みっふぃ
価格:無料
iOS版

Android版

Android app on Google Play

宇宙船構築RPG『Holy Potatoes! We’re in Space?!』かわいい”野菜キャラ”たちの銀河を股にかけた艦砲戦!

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2月15日、ゲームデベロッパーのDaylight Studiosは、野菜のようなキャラだらけの銀河を舞台に、宇宙船を構築して探索や艦砲戦を行うRPG『Holy Potatoes! We’re in Space?!』の配信を開始した。価格は1,680円、対応言語は日本語・英語を含めた全6言語となっている。

『Holy Potatoes! We’re in Space?!』Steamページ

本作は、主人公の「キャシー」と「フェイ」の二人が、野菜キャラたちであふれた宇宙にて、悪の組織に連れ去られたふたりの祖父である「ジジ」を助ける旅に出るという物語。宇宙船構築、探索、ターン制戦闘を加えたゲームシステムが特徴となっている。自分の宇宙船を管理しながら、資源を求めていくつもの惑星で構成された宇宙を探索し、敵と遭遇して銀河を股にかけた宇宙戦を繰り広げよう。

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宇宙船には船員や武装などのリソースが存在し、どの武装を装着するか、武装ごとにどの船員を担当にするか、といった管理要素も含まれている。惑星や銀河の探索で、宇宙船の強化や武装の作成に使う資源の収集を行おう。それぞれ得意な武装や能力が分かれているクルーを雇用を行うことができ、宇宙船用の武装は数100種類存在するとのこと。

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自分で構築した宇宙船による戦闘パートも存在し、宇宙船同士の派手な艦砲射撃戦が繰り広げられる。バトルシステムは、かつてプレイステーションにてリリースされた戦闘機RPG『THE AIRS』を思わせるゲームシステムとなっており、戦闘では武装ごとにHPが設定、それをゼロにすることで武装を無力化することができる。

最終的に敵船のパーツである「装甲」のHPを削りきれば勝利となるが、武装が消失した段階で「降伏」を求める敵も存在。見逃す代わりに資源をもらうこともできる。戦闘ではほかにも、特殊な技や各部位を守る「シールド」も存在。これら要素を駆使して、ボス戦などでも有利に戦おう。

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公式ページによると、旅の最中は「宇宙ニンジンやずっこけズッキーニ、鼻持ちならないタマネギ、さらには宇宙クジラ」といった奇妙な種族と出会えるとのこと。悪の組織「エクリプス」に投獄された祖父「ジジ」を救い出すために、邪悪な銀河ブロッコリー族や星々に暮らすニンジン族の宇宙船といった異星人との戦いが待ち受けている。

なお対応言語について、日本語は存在しているものの、現状やや翻訳が苦しい部分も見受けられる。とはいえゲームシステム的には複雑ではないため、プレイは十分に可能だろう。かわいい野菜キャラにあふれた宇宙での艦砲戦を楽しんではいかがだろうか。

[作品情報]
タイトル:『Holy Potatoes! We’re in Space?!』
開発元:Daylight Studios
価格:未定
対応OS:Windows/mac
配信予定ページ:

“あのころ”を思い出すドット絵RPG『Shadows of Adam』レトロ風ながら洗練された新作が2月24日に発売

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インディゲームデベロッパーの「Something Classic Games」は、JRPG風のドット絵が光る『Shadows of Adam』を2月24日に配信することを発表した。公式サイト上では14.99ドル(約1700円)で予約が開始されており、SteamなどのPCゲーム配信プラットフォームでも販売される予定とのこと。

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『Shadows of Adam』公式サイト

 
このゲームは、公式ページにて「古典的なJRPGファンの夢」と紹介されており、レトロ風ながらも現代的に洗練された16ビットのドット絵グラフィックが非常に鮮烈な作品。プレイ時間としては10時間~12時間が見込まれているとのこと。さまざまなスキルを持つ4人のパーティで冒険を行う内容となっている。

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物語は、「ミスティウッズ」の霧によって外から隔絶され、戦争の時代から平和となっていたアダムの村から始まる。戦争の元となった暗黒の力は一度は消えたものの、いま再び暗黒が訪れようとしていた。

しかし、アダムの村の英雄「オラジオ」は、10年前から消息を絶っていた。オラジオの息子と、養子となった娘は、アダムと彼らの父親を救うことを望むならば、オラジオが残した秘密を明らかにする必要がある。しかし、それは世界を揺るがす内容でもあった……。

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シンボルエンカウント形式で突入する本作の戦闘画面は『エストポリス伝記2』『大貝獣物語』のように、パーティメンバーの後ろから敵を見据えるようなカメラワークになっており、行動によってドット絵で描かれた豊かなキャラクターの動きやエフェクトが発生するようになっている。

具体的なバトルシステムとしてはAP管理システムが特徴。APはターン毎に、または敵を倒した時に回復され、これはスキルの積極的な使用や高速戦闘を推奨するものであるとのこと。

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本作は2013年から開発が開始されており、約4年間の開発期間の末に今回リリースとなる。Kickstarterのプロジェクトでは22,913ドル(約260万円)の支援を得ている作品でもある。物語要素に重点を置いているとのことだが、対応言語は現状英語のみとのことで、実際にどれだけの比重が置かれているかは気になるところ。

公式ページの「あなたが突然、ファイナルファンタジー6を遊びたい衝動に駆られても大丈夫!このゲームはどこでもセーブができます!」という、過去の名作JRPGへの言及を含めた作品紹介文もユーモラス。海外の反応では「ネオ・レトロRPG」という評価もなされており、チェックしておきたい作品だ。

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[作品情報]
タイトル:『Shadows of Adam』
開発元:Something Classic Games
価格:14.99ドル予定
対応OS:Windows/mac/linux
配信予定ページ:

短編フリーゲームRPG『ココロの心~ふたりの心~』 綺麗で切ない物語と“感情”がカギのゲームシステムが特徴

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今回は、切ない物語の短編フリーゲームRPG『ココロの心~ふたりの心~』を紹介します。雨宮かるた氏によって制作された本作は、2013年に制作・公開した『ココロの心』のRPGツクールMV版でのリメイク作品。特徴としては短編ながらまとまった物語と、しっかり描写されたキャラクター、そして“感情”をポイントにした凝った戦闘システムがあげられます。

物語の始まり

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最初に目にするゲームのタイトル画面。綺麗なグラフィックと、少女たちの少し悲しそうな表情が、このゲームの内容を物語っています……。

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強気で明るく、頭脳明晰な少女シリサ。なんとなく意地悪そうな笑顔が似合います。
 
物語の中心となるのは、シリサとココロという二人の少女。シリサはいわゆる天才少女で、世界中の科学者が苦悩して開発しているような技術を、趣味感覚で数か月程度のうちに完成させてしまうほどの頭脳をもっています。しかし性格はおてんばといった感じで、私生活は非常に頼りなく、一人では衣食住もままならないほど……。

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大人しくて儚げな印象の少女ココロ。シリサの友達で、苦労人のようです。
 
そんなシリサの面倒を見ているのが、友達のココロ。シリサとは対照的で、落ち着いたクールな性格をしています。街へ買い出しに行ったり、シリサの実験に付き合わせらせたり。控えめで振り回されながらも、シリサのことを思いやっているいい友達です。

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日ごろから一人でとんでもない発明をしているシリサ。今回も一人でとんでもない技術レベルの機械を作っていました。
 
物語の始まりは、人の心の中に入れる機械を開発したシリサが、ココロの心の中に入ろうと言い出すところです。なんと人の心の中の世界を、別の人も探索できるようになるという機械。ココロは仕方なくいつもどおりに実験に付き合います。

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ココロの心に入ると、辺りは一面雪景色。小さな集落があり、人もいるようです。心なのに寒い景色だと言うココロと、綺麗だと言うシリサ。

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ココロの心の中に住むセラ。シリサとココロのサポートをしてくれます。

見つけたのは雪に覆われた大樹と、その前で出会うセラという人物。大樹は心の持ち主の感情を表し、セラは宿主の心の傷を修復する仕事をしているそうです。そして今の大樹が表しているのは、ココロ本人も気づいていない、悲しみと少しの怒りの感情……。

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実験で振り回しながらも、ココロをとても大事な友達だと思っているシリサ。

友達が悲しんでいるのを見ていられないと言い、心の傷を修復する仕事を引き受けるというシリサ。するとセラは、ココロの記憶の中から、本人も気づいていない傷の原因を見つけ出してほしいと頼みます。こうして二人の冒険が始まります。

一筋縄ではいかない戦闘システム

このゲーム、短編RPGではありますが、戦闘システムがかなり作り込まれています。敵と戦うにあたって、シリサとココロは人間の負の感情を攻撃の力にします。ここで重要になるのが、その「攻撃の属性」と「場の属性」。

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戦闘画面左上の表示が場の属性テーブル。その中の赤いクローバーが現在の場の属性の位置です。

まず属性の種類について。ゲーム内では4つの属性が存在し、「不安」「嫌悪」「孤独」「欲望」を使うことになります。味方は攻撃の属性を自由に決められるので、敵の弱点に合わせて属性を選ぶことができます。しかし問題点もあります。

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「不安」の感情で攻撃していくと、場の属性が上の画面より少し「不安」に近づきます。

場の属性は、味方や敵が使った攻撃の属性に近づきます。場の属性が特定の属性に偏ると、その属性の威力が上がります。これは味方だけでなく敵も同じなので、場の属性が敵に有利な属性に偏ってしまうのは避けたいところです。

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属性の攻撃によってはその属性の状態異常がつくことも。

さらに場の属性の効果は威力上昇だけではありません。ゲーム内に存在する4つの状態異常、「不安」「嫌悪」「孤独」「欲望」。そう、属性と同じ状態異常が存在します。そしてこの状態異常の効果は、場の属性の偏りによって強力になります。

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場の属性が不安に偏ると、敵味方全員にダメージが。

さらに、場の属性が極端に偏ると、状態異常を受けていないにも関わらず、戦闘に参加している全員が状態異常を受けているのと同じような効果を受けます。

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戦闘中に場の属性による効果の違いも確認できます。

このように、場の属性はなかなかの曲者。敵の攻撃で偏った属性を戻そうとしても、回復もしなければならないこちらは圧倒的に手が足りなくなることも。いっそのこと無理に属性を戻さず、流れに身を任せる方法も考えたほうがいいかもしれません。

ちなみにこのゲーム、難易度が高めです。難易度は「普通」「易しい」「さらに易しい」の3つから選べますが、レベル上げや戦略を立てるのに時間を使いたくない人は、「さらに易しい」で進めましょう。終盤になると、RPGが苦手な人は普通に進めるだけでも一苦労かもしれません。ゲームの途中からでも難易度変更は可能です。

このゲームのプレイ時間は、配信ページでは1~2時間と表記されています。しかし、難易度によってレベル上げや戦略をじっくり考えていると、3~4時間ほどに達すると思います。

細かいイベント

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ふと見つけた小説の内容で盛り上がる二人。

このゲームはココロの記憶の中を探索していくのですが、道中でさまざまな場所を調べると、それに応じたイベントを見ることができます。本を読んで好きな物語の終わり方について語ったり、カップルを見て好きな異性のタイプについて話したり……。

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同じ「物語の信念」でも、考えていることはそれぞれで違う。

こういったイベントを見ると、エンチャントを獲得することができます。エンチャントはキャラクターに装備することで、さまざまな効果を引き出すことができます。

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中には思わず微笑ましくなるようなイベントも。本編が短いだけに、こういった細かいイベントでキャラクターの個性が見られるのは楽しいです。

物語の行く末は……

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記憶の中のココロがシリサから貰った、人の心がわかるペンダント。そこから入ってきた感情を、つい口に出してしまいます。

ココロの記憶をたどっていく二人。しかしあるとき、不穏な出来事が起こります。いつもどおり街に買い出しに出かけた記憶の中のココロは、怪しげな気配が漂う人に出会ってしまいます。

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しばらくココロの姿を見なくなった記憶の中のシリサは、ココロを心配して探し回ります。

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さらになぜか、記憶の持ち主であるはずのココロもシリサも、このときの出来事をはっきりとは覚えていない様子。

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弱気になっていくシリサを励ますココロ。根が強いのはココロのほうなのかもしれません。
 
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ココロが見せる、数少ない笑顔。これは、二人の少女の切ない物語……。

短くまとまっているストーリーに対して、戦闘を中心としたシステム部分が作り込まれている特徴をもつ本作。それだけに、このゲームを短編RPGとしてだけではなく、長編でも遊びたいと感じさせてくれました。

戦闘システムが複雑なため、使いこなすには時間がかかる人が多いかと思います。しかしそれに対してゲーム自体は短いため、コツをつかむ頃にはもうラストダンジョンだった、ということもあるかもしれません。難易度もやや高めなので、戦略を立てるのが苦手な人は、難易度は低めで遊んだほうがよいと思われます。

[基本情報]
タイトル 『ココロの心~ふたりの心~』
制作者 雨宮 様
クリア時間 2~5時間程度
対応OS Win 7/8/10/Mac OS® X10.10以降 (RPGツクールMVの動作環境に準拠)
価格 無料

ダウンロードはこちらから
http://www.freem.ne.jp/win/game/13549

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今回は、インディゲームディベロッパー「Colony Games」が制作中のアクションRPG『RolansQuest』を紹介しよう。本作は2013年8月に開発開始が公表され、開発中の動画を追っていく限り、2014年頃にアートワークの刷新などを経て現在も開発中となっている作品だ。

2017年2月1日には開発者のTwitterにて「開発は順調で、デモ版とトレイラー動画も制作も終わりに近づいている」と報告しており、開発中のゲームプレイ動画も継続的に上げられている。

開発初期には『ゼルダの伝説』『ガイア幻想記』といったSFC期の名作にインスパイアされた作品とされていたが、現在の開発中動画を見た限り『聖剣伝説』『天地創造』や他の往年のARPGの画風も感じることができる。

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ゲームシステムに関しては今のところ言及がなされていないが、下記のプレイ動画を見る限り、主人公の体を透明にしてその場を切り抜けるといったプレイングも存在。さまざまな特殊な能力で立ち回るゲーム性であることが想像できる。

2014年のプロトタイプ画像や開発情報と比較すると、制作には幾度かの方向転換がなされていると思われる。物語の内容も具体的にどういったものとなるかは明らかとなっていないが、以前に公開された情報などを見る限り、主人公であるローランとパートナーである女の子ルルの冒険を描く内容となるようだ。デモ版も完成も近いとのことで、一度遊んでみたい作品だ。

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2014年のプロトタイプ画像
 
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主人公であるローラン
 
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パートナーの女の子ルル

[作品情報]
タイトル:『RolansQuest』
開発元:Colony Games
価格:未定
対応OS:未定


『Terraria』開発元が配信する戦術アクションRPG『Pixel Privateers』Steamにて配信開始

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先日累計2000万本の販売を達成したサンドボックスタイプのインディーゲーム『Terraria』の開発元であるRe-Logicがパブリッシングを担当、そしてQuadro Deltaが開発を行う作品『Pixel Privateers』が、2月22日にゲーム配信プラットフォーム「Steam」にて配信開始された。価格は1480円。

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『Pixel Privateers』Steamページ

本作は広大な宇宙を舞台に、ワームホールを活用して傭兵を探索に送り込み、宇宙に存在するテクノロジーを集めることが目的。ゲームシステムは、ちびキャラの傭兵部隊を率いて戦う戦術アクションRPGとなっている。敵勢力やエイリアンとの戦いにおいては、傭兵の個々人を操作するほか、部隊を一つの個として扱い全員を動かす操作も可能となっているようだ。オンラインでのマルチプレイヤーにも対応しているとのこと。

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戦闘要素のほかにも宇宙船の構築や、エイリアンのアーティファクトなどを集めることでスキルや能力を手に入れるシステムも存在。乗務員を訓練することも重要な要素の一つとなるようだ。本作の舞台である宇宙には様々な勢力や歴史が存在し、それらに対するプレイヤーの行動によってゲームが変化する自由度もあるとされている。

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開発元によると、これから数週間にわたって、ユーザーの意見なども参考としたパッチアップデート・バグ修正などを行う予定とのこと。作り込まれたピクセルアートなども目を引く本作、チェックしてみてはどうだろうか。

[基本情報]
タイトル: Pixel Privateers
制作者: Quadro Delta
対応OS: Windows
価格: 14.99ドル
ダウンロード:

三国志がテーマのコンシューマSRPG『雷子』が「ふりーむ」で無料配信

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3月2日、コンシューマゲーム開発などを行うクロンは、三国志をテーマにしたSRPG『雷子』のPC版を、フリーゲームダウンロードサイト「ふりーむ!」にて無料配信開始した。

合わせて、公式Twitterの該当ツイートのリツイートが1000を超えた際には、続編にあたる『雷子-紺碧の章-』の配布も行うことを発表した。リツイートの対象期間は3月中となっている。

『雷子』は、これまでにニンテンドー3DS版、PS VITA版がリリースされていたコンシューマゲーム。4部作で完結予定の『雷子』シリーズ1作品目となる。

本作のストーリーは、主人公である「キョウ」が時空転移で飛ばされた三国時代で劉備たちとともに戦う「蜀編」、軍師「陸遜」として孫権を支える「呉編」、乱世を統一する覇道を進む曹操らの戦いを描く「魏編」、といった三国それぞれの視点から物語が進行していくものとなっている。

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ゲームシステムとしては、マス目上のマップでユニットを動かすシミュレーションRPGの形式となっており、2回攻撃が可能な剣兵、攻撃時に反撃を受けない槍兵、そのほか弓兵や騎馬兵といった特徴持つ部隊を運用して敵を撃破していくものとなっている。武将ユニットは兵種の特性に加えて様々な特技を持っており、それらを活用することで戦いを有利にすすめることができる。
 
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今回リリースされたPC版はPS VITA版の内容が元となっており、キャラクターの音声がカットされている以外は特に変更点はアナウンスされていない。企業発のコンシューマゲームがPC展開される際には、PCゲーム向けプラットフォーム「Steam」での有料配信などが主流と思われるが、公式Twitterによると「今回を機会に沢山の方に雷子を楽しんで頂ける」ことを期待して配信を行っているとのこと。

今回の配信は、プレイヤーが楽しめるだけでなく、ゲーム制作者にとっても、企業が制作したコンシューマ作品をプレイすることを通して、ゲーム制作に役立つヒントなどを得られる機会にもなるとも考えられる。気になった方はチェックしてみてはいかがだろうか。

[作品情報]
タイトル『雷子』
制作者 クロン
対応OS Windows
価格 無料

ダウンロードはこちらから
http://www.freem.ne.jp/win/game/14232

サバイバルアクションRPG『The Wild Eight』極寒のアラスカを生き延びる攻略法とは?

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寒さも和らぎ、春の足音が聞こえるこの頃。そろそろ暖房器具を押入れにしまって、春物の服を押入れから出そう……という方も多いことだろう。だが今回はそんな季節に逆らって、寒さに身を凍らせるゲームを紹介しよう。

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今回紹介する『The Wild Eight』は極寒の雪山で生き残るサバイバルアクションRPGだ。本作はクラウドファンディングで資金調達された作品で、2016年4月から5月にかけてKickstarterにて出資者を募っていた。

クラウドファンディング時点でプレアルファ版を体験版として公開し注目を集めたのが功を奏し、2か月で5万9千ドル(約670万円)を集め無事成功。およそ半年強の開発を経て、2017年2月9日に発売された。クラウドファンディングの際に計画されていた多言語対応も現時点でなされており、日本語も実装されている。若干誤訳はあるものの、クオリティの高いローカライズがなされており、違和感なく遊ぶことができる。

『The Wild Eight』はインディディベロッパー「Fntastic」が開発する作品だが、同社の前身は「Eight points」という小さなグループだ。本作の開発を開始した「Eight points」は、当時ロシアのヤクーツクに拠点を置いていた。ヤクーツクは世界で最も寒い地域と言われるサハ共和国に位置する。その寒さは凄まじく寒い時期は平均最低気温が-40度近くなるそうだ。実際に極寒の地で暮らしていた開発者たちが極寒サバイバルゲームを作っているというのもこのゲームの面白いところだろう。

さてそんな『The Wild Eight』はSteamにて1980円で販売されている。が、本作はSteamの早期アクセス制度を用いて販売されている作品である。つい先日早期アクセスを開始したばかりの本作は、現在ハイペースで更新がなされている最中だ。実際バグに出くわすことも多いため、購入する際はその点を留意しよう。

また、本記事の内容も更新とともに古くなる可能性もある。ご注意いただきたい。

資源は限られている。生き残るため、山を行け!

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舞台はアラスカ。その上空を飛ぶ旅客機が原因不明の事故により墜落してしまう。不運にもこの旅客機に搭乗し、墜落から生き残った生存者たちが、我々プレイヤーの操るキャラクターだ。

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『The Wild Eight』というタイトル通り、生存者は8人おり、そのうち1人を選んで操作する。このゲームは最大8人までのCo-opプレイに対応しており、各プレイヤーはこの8人から生存者を1人ずつ選び、サバイバルに挑む。

生存者はそれぞれに「移動速度が速い」、「制作した道具の持ちがよくなる」、「寒さに人一倍強い」、といった得意分野があり、協力することでより確実に極寒のアラスカを生き抜くことができる。もちろん、同じ生存者を別々のプレイヤーが選ぶことはできないため、操作キャラクターを選ぶ時点である程度の役割分担がなされる。厳しい環境を生き残るためには自分の特性を知っておくことが大事だ。

極寒のアラスカに、着の身着のままで放り出された生存者は、1日ぎりぎりもつだけの食料だけしか持っていない。複数人でプレイしても、事故現場に落ちている食料の数は変わらない。その場合は残念ながら、半日も持たないだろう。あとは自分でかき集めるしかない。幸いにも墜落したのは山中、木や石は豊富にある。これらを材料に道具を作り、生き残る手段を整えるのだ。

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このゲームの大きな特徴はこういった資源や、アイテムの配置が完全に固定されており、ランダムではないということだろう。多くのサバイバルゲームはリプレイ性の確保や、ゲームの難度を上げるため資源やアイテムがランダムに配置される仕様となっている。が、このゲームはその真逆である。こう書くとなんだか簡単そうに見えるが、実はそうでもない。

いくら場所が固定で、所在がわかっていたとしても、無限にとれるわけではない。木や石を採集すればいずれなくなってしまうし、食料になるキノコや植物ももちろんなくなる。手に入れた資材で作った道具も、使い続ければ壊れてしまう。このゲームには農業などの資源を増やすアクションは一切ない。資源は使えば使うだけどんどんと失われていく。

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しかも食料だけでなく、木材や石といった基本的な資源も徐々に減っていく仕様なのが面白い。というのもこのゲームにはHPと空腹度、そして体温の3種類のパラメータが存在し、空腹度と体温が0になるとHPが急激に減って死ぬ。空腹度はもちろん食料を取れば回復し、体温は火の近くにいることで回復する。火は、キャンプファイヤーを作り、木材を燃料にして起こすことができる。極寒のアラスカはたとえ太陽の照らす昼であろうと容赦なく体温を奪っていく。木材は食料以上に消費してしまうのだ。

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昼ですら体温を奪うのだ。夜の寒さはより厳しいものとなる。夜中に無理をして獲物を追いかけたりすると、すぐに体温が下がって死んでしまう。さらに、アラスカにはブリザードが吹く。ブリザードは昼だろうが夜だろうがお構いなしにやってきて、体温を急激に奪う。しかもその強い風はキャンプファイヤーの火も消してしまう。大自然の前に人間は無力だ。

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そこで、シェルターを使って夜やブリザードをやり過ごす必要がある。シェルターに入り眠ることで体温と空腹の減りを抑えて、夜とブリザードが明けるのを待つことができるのだ。だが、シェルターで眠るためには木材と石がコストとして必要になる。アラスカでのサバイバルはすべての資源を消費させる。

つまり、本作では他のサバイバルゲームにあるような一か所に大きな拠点を築き生活の基盤を固める、といったプレイは一切できない。一か所留まれば、いずれ資源が枯渇し死ぬ。プレイヤーは資源を求め、アラスカの山中を進み続けなければならない。

このゲームの拠点となるシェルターと作業場は一か所にしか建てることができないが、すぐに収納して移動させることができる。広いアラスカを旅することが前提のゲームデザインなのだ。

スキルと装備で強くなり、アラスカの謎に挑め

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だが、このような過酷な環境であろうとも人間は適応し成長していく。本作では狩り、移動、攻撃、防御、採集の5つのスキルツリーがあり、それぞれに対応した行動を行うことで成長しスキルポイントを得ることができる。たくさん歩けば移動スキルのポイントが手に入り、たくさん獲物を狩れば狩りスキルのポイントが手に入る。これらのポイントを使ってスキルを覚えることで、厳しい環境に適応した強い体を手にすることができる。

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スキルツリーにはレベルがあり、最初はレベル1のスキルしか取得できないが、シェルターのレベルを上げることで上のレベルのスキルをアンロックすることができる。シェルターのレベルアップにはまとまった資材が必要だが、シェルター避難時の体温消費をさらに抑える効果やシェルターにアイテム入れが追加されるといった利点が多い。積極的にシェルターのレベルは上げていこう。

道具を作る作業場にもレベルがあり、これを上げることでより頑丈で効率の良い道具、武器の製作が可能になる。レベルの高い道具の製作には動物の皮や腱、骨、さらには鉄のようなレアな素材が必要になるが、これらはきっとアラスカを生き残るために役立ってくれるだろう。

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さて、このゲームは最初に書いた通りアクションRPGである。何日生き残れるか?というサバイバルだけが目的のゲームではない。生存者たちの生き残りを賭けたストーリーが描かれるのだ。生存者たちは墜落現場を調べ、施設を探し、このアラスカを生きて脱出するためにアラスカの山中を駆け巡ることとなる。ストーリーを進めるためには危険な場所にも立ち入らなくてはならず、スキルと道具のレベルアップが重要になる。

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ストーリーの目標はクエストとして管理され、いつでも自分が次に何をすればよいか確認することができる。サブクエストも存在し、メインストーリーから少し外れて、道中で見つけた様々な目標を調査することもできる。サバイバルゲームではあるが、本作はこうしたRPGの要素がかなり濃い。資源を求めアラスカを移動するゲームデザインもこのRPG要素とマッチしており、このゲームならではの面白さにつながっている。

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だが、注意してほしい。このゲームは死んだら終わりだ。死んでしまうと、アイテムはロスト、スキルはリセット、シェルターと作業場のレベルもリセットされてしまう。アイテムはかろうじて死んだところまでいけば回収できなくもないが、ストーリーが進んでいればいるほど復帰は難しい。スキルを十分取得し、アイテムをしっかりと揃えてストーリーを進めよう。

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遊べばわかるだろう。ここは普通の山ではない。朽ちた研究所、残された書類、全てがこの山に大きな謎が潜んでいることを物語っている。本作は早期アクセス中、残念なことに途中までしかストーリーを遊ぶことができないようになっている。だが、そのラストは衝撃的なものだ。まさかこんな展開が待っているとは……。一体アラスカの山中にどんな謎が眠っているのか?ぜひあなたの目で確かめてほしい。

現時点でも高い完成度。早期アクセス終了が待ちきれない!

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クラウドファンディングの時点から体験版を公開している本作は、早期アクセス開始間もない現時点でも高い完成度だ。ゲームの根幹部分に関してはほぼほぼ完成していると言っていい。おそらく完成後も同じプレイ感になるだろうことが予想される。今買って遊んでも大きな問題はないだろう。

といっても、まだまだ早期アクセス開始間もないことは確かだ。アイテムのスタック数が調整されたり、ユーザーの意見によって死んでもスキルがリセットされないイージーモードが追加されたり、スキルの効果が変化したりと連日のように修正作業が行われている。未完成のゲームであることに違いはない。

だが、本作の開発チームのフォーラムでの姿勢は真摯であり、ユーザーの意見にもしっかりと目を通している。素晴らしいディベロッパーである。そんな彼らを支援する意味でも、早期アクセス中にゲームをプレイし、開発に一役買うのもいいかもしれない。バグがあると避けるのではなく、バグを見つけるためにプレイする。これもまた早期アクセスの楽しいところだろう。

なんにせよ完成が待ち遠しいゲームだ。一体あの後、生存者たちはどうなってしまうのだろうか?気になってしかたがない。

[作品情報]
タイトル 『The Wild Eight』
制作者 Fntastic,Eight points(制作者様サイトはこちら)
対応OS Windows 7 or higher 64bit
プレイ時間 現在遊べるところまでだと10時間程度
価格 1,980円

購入はこちらから

オインクゲームズのスマホゲーム『伝説の旅団』サウンドトラック販売開始

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数々のアナログゲームをリリースしてきたオインクゲームズは、2015年にリリースした、累計50万ダウンロードされているスマホゲーム『伝説の旅団』のサウンドトラックを配信開始した。価格は2400円(各曲150円)となっている。

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伝説の旅団 サウンドトラック

本作は「AppStore Best of 2015」への選出や、インディーゲームイベント「BitSummit2015」でのビジュアル・デザイン最優秀賞にもノミネートされた作品となっている。もぐらゲームスでも以前にレビューを行っている。

今回のサウンドトラックでは、そんな本作で使用されている楽曲を、作曲者である鈴木和巨海氏自らがアレンジを行い、ゲームの雰囲気をより堪能できるものになっているとのこと。

『伝説の旅団』のゲーム内容とは

今回、まだ本作を遊んだことのない人のために、ゲーム概要を紹介したい。

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このゲームの舞台は、太陽の昇らない世界。主人公のサフォは、妹を取り返すために旅に出ることになった。最初はサフォひとりの旅だったが、鎧に身を包むチェルボや空を飛ぶアグロなどが同行、その後も仲間を増やしていきながら旅をし、妹が捕らえられているアーガスの塔を目指すという物語だ。

システム上の特徴は、まず「一度出発したら、次の町にたどり着くまで回復手段がない」という点。

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松明を立てながら町から町へと旅をする

道中では、アーガスという名の怪物が襲ってくる。プレイヤーは手持ちのユニットから3体を選んで戦いに挑むことになる。次の町へたどり着くには規定の回数バトルを行う必要があるのだが、一度町を出たら基本的に回復・蘇生ができない。途中でユニットがやられてしまっても残ったメンバーでなんとか突破する必要があるのだ。逆に、次の町にたどり着いた際にひとりでも生き残ってさえいれば戦闘不能になったユニットも含め、完全回復することができる。

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使えるユニットの数もそれほど多くない。HPには限りがある。「限られたリソースをいかに活用して、いかにして次の町へ辿り着くのか?」を考える必要がある。基本的には「各バトルのダメージをいかに最小限に抑えるか」を工夫することになるのだが、そのための戦略が非常に悩ましく、非常に秀逸だ。

例えば、鎧に身を包む「チェルボ」は体力が非常に高い盾役のユニットだが、体力は有限だ。長い道中、ずっとひとりで攻撃を受け止め続けるのは限界がある。そのため、いつチェルボを休ませるか? 休ませている間、誰に盾役を任せるか? といったジレンマが生まれている作品となっているのだ。

[基本情報]
タイトル『伝説の旅団』
制作者 オインクゲームズ
クリア時間 アップデートで随時ステージが追加
対応OS iOS
価格 無料(ゲーム内課金あり)

ダウンロード

伝説の旅団 サウンドトラック

魔法を創るローグライクRPG『魔法の女子高生』iOS版が配信開始

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インディーゲームサークルilluCalabは、ゲーム配信プラットフォーム「Steam」にて11月23日より配信されているローグライクRPG『魔法の女子高生』iOS版の配信を開始した。パブリッシャーはゲームの翻訳・出版などを手がけるSekai Project。

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本作を手がけるilluCalabは、これまでに『TAKKOMAN』『幻走スカイドリフト』など東方project二次創作作品や、カードゲーム『HEART of CROWN』のPC版などを手掛けてきた。本作は、同サークルによるオリジナル作品となる。

最大の武器は、あなたの無限の発想力。

本作は「魔法を創るRPG」と銘打たれているとおり、自分で魔法を創り出すことができることが大きな特徴となっている。実際に魔法を創るプロセスを見ていこう。

魔法は「魔石」というアイテムの中に封じられているが、その中でも無色で名前が無い「無銘の魔石」が存在しており、魔法を作成するためにはこちらを入手する必要がある。「無銘の魔石」をアイテムとして使うことで名前を入力する画面に移り、ここで好きな名前を付けてあげれば魔法が完成する。

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名付けた魔法がどのような効果になるのかについては、使われた単語に応じた一定の規則性が存在する。例えば「ファイア」や「フレイム」など炎を表す言葉が入れば(火)属性の魔法となり、「メガ」などの大きさを表す言葉が含まれれば威力が上がり、「ダブル」が付けば「多段攻撃」の特性を得る、という具合だ。

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今回は、上記の画像のように「モグラゲームス」と名づけた魔法を作ってみた。「モグラ」が反応したのだろうか、(土)属性の魔法が出来上がった。

ゲームバランス上の特徴としては、本作は「一度倒されたら最初から」というローグライクゲームの原則に反して、デスペナルティが非常に軽くできている。

道中で倒れてもマモノを倒して得た経験値やレベルはそのまま、魔法を忘れるということもなく、アイテムについても消耗品と所持金の一部こそ失われるが、装備アイテムについては途中で入手できるイベントアイテムで保持することができるようになる。

更に「魔女の集落」から4階層単位で自分が進んだ階層までスキップすることが可能となっており、根気よく進めていけば必ずクリアできる程度の難しさに収まっている。

一発勝負の醍醐味を求める歴戦の猛者には物足りなさが残るかもしれないが、ローグライクゲームってなんだか難しそう、と思っている人には安心して推薦できる作品といえる。

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勉強に部活に悩み多き乙女・月見里(やまなし)あかりの青春模様にも注目しつつ、初心者にもおすすめできる本作を楽しんでみてはいかがだろうか。

(紹介記事)
魔法を創るローグライクRPG『魔法の女子高生』 最大の武器は、あなたの無限の発想力。

[基本情報]
タイトル: 魔法の女子高生
制作者: illuCalab.
クリア時間: 10時間~
対応OS: iOS/Windows
価格: ¥360/¥980

ダウンロードはこちらから

制作中のフリーゲームADV/RPG『ジュールホラーワールド』 自殺した少女は、怪物の住む “昼”と“夜”の世界を歩む

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今回は、現在制作中のフリーゲーム・アドベンチャーRPG『ジュールホラーワールド』を紹介したい。本作は、黒にそまりゆく世界を白くする冒険を描く『わたしとうどん』などを制作した横目黒氏による新作となっている。

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『ジュールホラーワールド』公式ページ

ある日目が覚めると、かいぶつだった。

主人公アメノは、タコの魔女ナイフと共に
不思議な住民たちのいる世界を歩き始める。

仕事のために彼らと仲良くなった。
約束のために彼らを倒した。

昼と夜の二つの顔を持つ世界で、
アメノの『たましい』は揺れる。

公式ページより引用

 
公式ページにはゲームのあらすじやキャラクター紹介が掲載されており、それによるとこのゲームの主人公は、自らの命を絶ってしまった女子高生「アメノ」。ゲームの核となるストーリーに関しては現在、大きく触れられていないものの、彼女は自殺したという事実に疑問をもっているとのことで、それが物語の始まるきっかけになるのかもしれない。

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アメノが歩む世界には、魚人「ギルマン」や猫又?の「ココノツ」、狼男の「カミツキ」にフランケンシュタイン「ザビ」といった怪人たちが存在。アメノのパートナーとなる魔女「ナイフ」とともにこの世界を探索するようだが、彼らとはどういった関係を作っていくのかも楽しみだ。

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ゲームシステムとしては、昼パートはアドベンチャー、夜パートは戦闘ありのRPGの形式となっているとのこと。作中のスクリーンショットもいくつか公開されており、作りこまれたアートワークの世界を歩き回るのをいまから楽しみにさせてくれるものとなっている。

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使用されているゲーム制作ツールはRPGツクールMV。作者Twitterによると、本作の公開は5月が目処となっている。また、制作中の内容は変更になりうるとのこと。ゲームの公開をゆっくりと待ちたいところだ。

[基本情報]
タイトル 『ジュールホラーワールド』
制作者 横目黒
クリア時間 3時間程度
対応OS Windows

ターンベースJRPG『Pastelia Stories』Steam早期アクセス開始 パブリッシャーは『返校』の販売元

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1960年代・戒厳令下の台湾の学校を舞台にしたホラーアドベンチャーゲーム『返校(Detention)』などのパブリッシングを手がけるCoconut Island Gamesは、ターンベースJRPG『Pastelia Stories』をSteamにて3月17日に配信開始した。

本作はアーリーアクセス(開発版)での配信となっており、将来的に日本語・英語への翻訳が予定されているものの、現在の対応言語は中国語(簡体字)のみとなっている。

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『Pastelia Stories』Steamストアページ

公式ストアページの紹介によると、本作はプレイスタイルの柔軟性を高めたファンタジーRPGとされており、異世界に召喚された主人公を操作し、広大な世界を好きなように冒険できる内容となっているとのこと。仲間となるキャラクターも30人以上存在するようだ。

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本作の詳細なゲームシステムは明らかとなっていないが、現在視聴可能なデモ動画の内容を見る限り、合成やスキル習得といった内容が含まれているようだ。現在確認可能な情報では『ロマンシングサガ』シリーズのようなフリーシナリオ性も含まれるようにも推察できるが、具体的な内容は不明となっている。
 
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なお、本作は1人の開発者によって開発されている作品とのこと。そのため英語版と日本語版の制作は進行中ではあるものの、作中に存在する40万以上もの中国語の語句を翻訳する必要があるため、現在の公開バージョンに含まれてはいないようだ。人気ホラー・インディーゲーム『返校』などの配信を手がけるパブリッシャーの新作とのことで、日本語への対応も待ちたいところだ。
 
[基本情報]
タイトル: 『Pastelia Stories』
制作者: Maru Project Develop Team / Coconut Island Games
クリア時間:10時間~30時間
対応OS: PC(Windows)
価格: 980円
ダウンロードはこちらから


可憐な姫が魔王討伐に向かうスマホRPG『超ダメージ姫さま』が制作中 堀江由衣なども声優参加

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これまでに『超ダメージ勇者』、『魔王が強すぎてヤバイ!!』などのスマホゲームをリリースしてきた個人ゲーム開発者・奈良の人氏が手がける新作『超ダメージ姫さま』の予約受付が「予約トップ10」にて開始された。
 
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本作は、画面タップで戦うスマートフォン向けRPGとなっており、配信は2017年3月中予定、対応デバイスはiOS、Androidとなっている。なお、事前予約キャンペーンを行っており、予約人数によってアイテムがプレゼントされる特典付き。声優の堀江由衣さんや高野麻里佳さんがキャラクターの声を務めているのにも注目だ。
 


 

 
本作は、勇者たちが魔王討伐のために旅立ったのだが、強力な魔王軍に全く歯が立たず、一刻一刻と支配の危機が迫っている世界。そこで、フルークト国の神官たちは、魔王に対抗すべく強化の儀式を行った。しかし、効果が現れたのは勇者たちではなく、各国の「お姫さま」だったのだ。魔王軍の攻撃を受けなくなった姫たちの戦いが今始まる。

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戦闘システムは、画面タップのみで戦える仕様となっており、ミニキャラとなったお姫さまたちが動き回りながら攻撃をキメる。各姫ごとの必殺技や、スキル習得、武器強化をすることで、さらなる派手さと爽快感を生む戦闘となっているとのこと。

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右)イーリス(CV:堀江由衣)、左)クレーヴェル(CV:高野麻里佳)

主人公イーリスの声を堀江由衣さん、イーリス専属メイド姫であるクレーヴェルの声を高野麻里佳さんなど16名の声優陣が参加しており、個性のある姫たちがゲームを盛り上げる。本作は、過去作のシリーズと比べてストーリーにも注力しているとのことで、一度見たエピソードは繰り返し見ることが可能だ。強く美しい女性に惹かれる方は、ぜひ事前予約をしてみてはいかがだろうか。

予約トップ10 Androidはこちら
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予約トップ10 iOSはこちら
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記憶を失ったケモノ青年の剣撃アクションRPG『Dust: An Elysian Tail』手書き2Dアニメとスピーディーな戦闘が光る

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私たちが住むこの地球には、人間と様々な種類の動物が共存している。犬、ネコ、ウサギ、クマ、彼らがもし人間のように生活をしている世界があったらどうなるだろうか。服を着て、言葉を話し、村を築く姿を見てみたい。

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今回、そんな人間が存在しないケモノだけの世界のゲーム『Dust: An Elysian Tail』を紹介する。まずは、本作のトレーラーを見ていただきたい。

Dust: An Elysian Tail – XBLA Launch Trailer(YouTube)

Dean Dodrill氏による手書きアニメーションが実に印象的なゲームである。会話シーンはキャラクターがなめらかに動き、アニメのようで見ていて飽きが来ない。プレイしている内に自然とケモノのみの世界へと入り込める。そして独特なキャラクターデザインもさることながら、スピーディーな戦闘にも目が惹かれるゲームだ。

記憶を失った青年は、謎の声に導かれる

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プレイヤーが操る「ダスト」は、小鳥がさえずる穏やかな森で謎の声によって起こされる。彼は自分が何者でどこから来たのかが分からない、記憶喪失の状態で目覚めた。目の前に現れたのは「言葉を話す剣」。そう、謎の声の主は「アーラ」という剣だったのだ。アーラは「われは、おまえに召喚されし者」と不可思議なことを言い、ダストを以前から知っているようだが、多くを語らない。謎深き存在である。

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アーラ)「おまえの求める答えは東にある」とダストを導く剣
 
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フィジット)口うるさいが徐々にダストらとの仲を深めていく

状況が把握しきれていないダストの元へ、この剣の守護精であると主張する「フィジット」が横入りしてくる。そして、自分の村へアーラを連れ戻すために、自らも旅に付いていくと言い出した。こうして「記憶喪失の男、言葉を話す剣、お喋りな守護精」の異色の3人組が結成され、「ダストの記憶を解き明かす」旅が幕開けたのである。

迫り来る敵を、スピーディーな”連撃”で斬りつけろ

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本作の楽しい要素となっているのが、地上・空中を問わず敵を剣で斬りつけていく「連撃」だ。ダッシュで敵の群れに突っ込み、次々と斬りつけるのも良し。空中へと斬り上げ、追撃で地上へと叩き落とすのも良し。飛んでいる敵に対しては、相手の元へ回転しながら斬りつけ、地面へ叩き落とすという方法もある。

こういったコンボを繋げることで、経験値のボーナスを多く得られるというメリットも発生する。なお、攻撃中に敵からダメージを受けてしまうとコンボが途切れてしまうので、いかにコンボを繋げていくかがミソとなる。

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冒険を進めていくうちに、敵に囲まれてしまうシーンも出てくるだろう。そんな時に頼りになるのが、「フィジットの遠距離攻撃」と「ダストストーム」の組み合わせ技だ。小さな光が風の力により増幅され、画面内の敵に連続攻撃を与え続ける。

この組み合わせ技は、敵が多い時だけでなく、コンボを繋げるためにも利用できる。フィジットの遠距離攻撃は、物語が進むに連れて種類が増えていくので、状況に応じて切り替えて使っていこう。近接と遠距離を組合せ、自身の最大コンボ数を更新していくのも楽しい。

戦闘に「静と動」を生む「パリィ」

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パリィが決まると衝撃と共にスローが発生する
 
斬りつけてコンボを稼いでいく戦闘は、スピーディで爽快だが繰り返していく内に飽きが訪れることもあるだろう。そこで、戦闘にメリハリを付けるのが「パリィ」だ。敵の攻撃モーションに合わせて剣を振ること攻撃を相殺し、さらに敵は仰け反り無防備となる。

特にガードが固い敵は、いくら斬りつけても歯が立たないのでパリィが有効だ。その隙にダメージを与えて切り抜けよう。このタイミングと間合いを見極めるというアクションが「静と動」を生み出し、本作の戦闘を盛り上げている。

目の前の敵を斬りつけてる時に、後ろからの攻撃に合わせて振り返りパリィ、その流れでさらに斬りつける。という一連の流れはまさに「剣劇」で、とても気持ちがいい。戦闘に慣れて来たら、あえてパリィを狙って戦うのも面白いかもしれない。

避けきれないと判断した時は、「回避」も選択肢にある。右に回避した際、左向きに着地するため敵の背後に回ることができる。回避をしつつ、攻撃に転じられるため使う機会は増えそうだ。

クラフトを活用してアイテムを生成

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主人公であるダストをより強く頑丈にするためには装備をしっかりと整えなければならない。装備は、「店」で変えるほか、「設計図」から作り出すことができる。設計図を元にしてクラフト(アイテムの生成)をするには、「素材」が必要となる。敵や宝箱、クエストをこなして素材を集めよう。なお、宝箱には「メモ」が入っていることもあり、物語の補完や更なるお宝へのヒントが載っていることも……。

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ヘイリー)設計図と素材を持っていくとクラフトしてくれる女性
 
本作は、作中のマップを行き来するメトロイドヴァニア型の探索アクションなので、装備をクラフトするためにヘイリーの元へと毎回通うのが少々面倒に感じることもある。

でも大丈夫。森のどこかにある「レシーバー」を見つけだすことで、どこにいようとクラフトを行うことができ、足りない素材は買い足すことが可能となる。まずはそれを見つけてみよう。

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ダストのレベルが上がることで「HP.・攻撃・防御・フィジットの技」の4つに「ジェム(パワーアップ)」を振ることができる。このジェムにはルールが定められており、最高の項目と最低の項目の差は「4ポイント」と決まっている。つまりHPだけ、攻撃だけ極端に上げることは許されていない。

とは言うものの、そこまで制約を感じることなくジェムを割り振っていける感触となっていた。敵に囲まれてしまうと、HPがゴリゴリ削られていくので、アクションに慣れていない人は、まずはHPと防御に振るのがおすすめである。

自分は「何者」なのか……

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ジンジャー)どこか冷たく、ダストに見覚えがあるようだが……

自分の正体を明らかにする目的のために旅をすすめるダストらは、この世界の住人たちと出会うことになる。彼らは好意的な者、攻撃的な者、不思議なオーラを纏うものなど、様々だ。自分のためだけの旅だったと思っているのも始めのうち、事はどんどんと大きくなり、次第に自分の周囲を巻き込む旅に変化していく。

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老夫婦の夫はモンスターが現れた際に、妻を置いて自分だけ逃げてしまっていたようだ

世界で出会う住人との会話に気が配られているのも本作の魅力。重要ではない部分の会話も細かに作られていて、つい何回も話しかけてしまう。住人たちとの新しい会話を聞くたびに経験値が入るので、聞いて損は無い。

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商人)回復アイテムや素材の売買相手。どこか怪しい気がする。
 
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ヒューズ)村を襲った張本人であり敵意を剥き出している
 
自分が存在する意義は何なのか。何のために生まれてどこへ行くのか。終盤には、頭の中にあった謎や疑問が解決し、すっきりとしたエンディングを迎えられた。手書きの優しいアニメーションでファンタジーさを生みだしながら、メッセージ性のある物語を楽しめる。2013年にリリースされた本作だが、今でも人気が高いのも頷ける。ぜひ、ダストが存在する意味をその目で確かめていただきたい。

[作品情報]
タイトル:『Dust: An Elysian Tail』
開発元:Humble Hearts LLC
プレイ時間:8時間~
価格:1,480円

『聖剣伝説』シリーズ初期3作がニンテンドースイッチ向けに発売決定

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3月21日、スクウェア・エニックスは、同社によるアクションRPG『聖剣伝説』シリーズの3作品が収録された『聖剣伝説コレクション』をNintendo Switch向けにリリースすることを発表した。発売は6月1日に予定されている。

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本作は、累計出荷本数600万本を超える同シリーズの25周年を記念した作品となっており、シリーズ初期の3作品『聖剣伝説-ファイナルファンタジー外伝-』『聖剣伝説2』『聖剣伝説3』が収録されている。『聖剣伝説2』『聖剣伝説3』については3人までのマルチプレイにも対応。また『聖剣伝説-ファイナルファンタジー外伝-』については、2003年発売のリメイク作『新約 聖剣伝説』ではなく、1991年発売のゲームボーイ版原作が収録される。

「いつか、こんなゲームをいつか作りたい!」と、スーパーファミコン(SFC)時代のゲームをプレイして思った制作者の方は多いのではないだろうか?昨今、作品数の増えてきた個人開発者によるインディーゲームにおいても、『ゼルダ』シリーズなどを筆頭としたSFC時代のゲームにインスパイアされたドット絵ベースの作品を見かける事が多い。

先日もぐらゲームスで紹介したインディゲームディベロッパー「Colony Games」が手がけるアクションRPG『RolansQuest』も、今回紹介した『聖剣伝説』やそのほかのSFC作品の影響を感じさせるものであった。

『聖剣伝説』風のドット絵アクションRPG『RolansQuest』デモ版が制作中

かつて「ゲーム制作者」を目指したいと思わせてくれた過去作の復刻は今後、ニンテンドースイッチ向けに増えていくのだろうか?今後も期待したいところだ。

[基本情報]
タイトル:『聖剣伝説コレクション』
開発元:スクウェア・エニックス
価格:4,800円(税抜き)
発売日:2017年6月1日
プレイ人数:1~3人(『聖剣伝説2』『聖剣伝説3』のみ)
公式ページ

レトロ風謎解きアドベンチャーRPG 『フェアルーン2』 ドット絵世界を冒険するゲームの体験版が配信開始

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3月22日、インディーゲームなどのパブリッシングを手がけるフライハイワークス株式会社は、ニンテンドー3DS向けのダウンロードソフト『フェアルーン2』の無料体験版をニンテンドーeショップにて配信開始した。なお、製品版の販売価格は800円となっている。

『フェアルーン2』公式ページ

『フェアルーン2』は、ドット絵で描かれたレトロな世界観の中で、モンスターを倒しつつ世界に隠された様々なナゾを解いていくアドベンチャーRPGだ。言葉を話す不思議な本に行方不明の妖精探しを頼まれたプレイヤーは、冒険の途中で不思議な少女と出会い、少しずつこの世界の真相へと近づいていく、という物語となっている。
 
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ゲーム内に登場するモンスターとは体当たりで戦闘することができる。武器である「きぼうのつるぎ」を手に入れたら、思い切ってモンスターにぶつかってみよう。また、冒険の途中にはライフを回復することができるアイテム「不思議な草」をいくつか見つけることができる。見つけたら、そこを拠点にしてレベルを上げつつ探索範囲を広げることができる。
 
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マップ上では一見いけそうにない場所も、よく見ると何か発見があるかもしれない。手に入れたアイテムをあやしいところで使うことで、何か変化が起きたり、新たなアイテムが手に入ることもあるのだ。
 
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なお、『フェアルーン2』の開発元であるSKIPMOREは、スマートフォン向けのローグライクゲーム『1-Bit Rogue』の開発なども手掛けている。『1-Bit Rogue』は、主人公の職業を選択して迷宮の地下深くまで潜っていくというシンプルなルールながら、道中で入手できるアイテムの収集や、仕掛けをいかに使用するかの意思決定などが面白い作品となっている。こちらもぜひプレイしてみてほしい。

[基本情報]
タイトル フェアルーン2
制作者 SKIPMORE
価格 ¥800円(体験版無料)

短編フリーゲームRPG『木陰のアンチクリスト』魔女と教会の因縁と、一人の少女の“小さな想い”

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今回は、鍵虫氏によって制作された短編フリーゲームRPG『木陰のアンチクリスト』を紹介します。本作では、魔女と教会の因縁と、一人の少女の小さな想いの物語が描かれます。ゲーム全体は少し暗めな雰囲気で、難易度もやや高め、謎解き要素が強くなっています。

特徴としては、短いながらまとまったシナリオ、惹きつけられるキャラクターたちの会話、基本は単純ながら戦略性のある戦闘システム。さらには極力ストレスを減らすよう配慮された細かい工夫も特徴のひとつです。

なお、シナリオには少量の女の子同士の恋愛要素、いわゆる「百合」が含まれています。しかし強めの表現はないので、よほど苦手でもない限り大丈夫です。(制作者曰く「苦手な人はこれを期に好きになってみませんか。」とのこと)

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魔女と少女の、教会からの逃避行

魔女の弟子である、魔法少女チコリー。ある日、師匠の魔女ウルティカが教会の処刑人に捕まったと聞いたチコリーは、師匠のいる「封印の樹海」の最奥に乗り込みます。しかし当のウルティカ本人はまったくの無事。むしろ脱出が少し面倒になったなぁというようなことを言われつつ、2人で協力して魔物を倒し、謎を解き、追手から逃れることになります。

立ち絵や顔グラフィックはないものの、僅かなドットの動きや口調からしっかり感情が伝わってくるのが魅力の作品です。

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チコリーの師匠、魔女のウルティカ。クールでいつでも余裕のある雰囲気を持っています。
 
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魔女ウルティカの弟子のチコリー。まだまだ幼く、言動もかわいらしいですが、れっきとした魔法剣の使い手でもあります。
 
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教会からの刺客。チコリーが必死に反論しようとしますが、聞く耳を持たない様子です。
 
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幕間に挟まれる、教会側と思しき人物たちの会話。さまざまな思惑が絡んでいるようです……。
 
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休憩中、ふと恋愛の話に。会話の流れから少し慌てだすチコリー。どうやら想い人が……?

ストレスを排した、戦術・謎解き重視のゲームデザイン

このゲームの魅力の一つである、戦闘システム。基本的には単純なターン制です。一番の特徴は、毎ターンMPが1ずつ回復すること。ウルティカはMP15、チコリーはMP10と少なめの値ですが、毎ターンのMP回復を考えて、どう魔法を使っていくかが鍵となります。
 
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蘇生方法は通常のHP回復と変わりないので簡単ですが、それだけ戦闘不能になることも。
 
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属性は2つしか存在せず、敵味方ともどちらかの属性は持っているので、それを考慮にいれた戦術も大切になります。
 
ボス戦では、敵は一定ターンごとの決められたパターンで攻撃してきます。その中でどう行動するべきか考えるのは、もはやパズルゲームに近い感覚でやり応えがあります。戦略を組むのが苦手な人向けに、やさしめの難易度や、負けたときにヒントが見られる仕組みなどがあり、配慮も行き届いています。
 
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数ターンに一度の大威力の魔法に合わせて、魔法をキャンセルさせる技を使うなど、敵の行動パターンを把握して戦術を組みましょう。
 
戦闘以外でも、たいていのマップには謎解きが仕掛けられています。どうしてもわからなくなったら強行突破も使えますが、解くことができればボーナスがもらえます。戦闘でも探索でも思考が必要なゲームと言えます。
 
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謎解きはマップ全体に散らばっているものから、一か所で解くパズルのようなものまで。
 
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宝箱にも謎解きが仕掛けられていることが。ストーリーを進めるための謎解きより、やや難しめです。
 
頭を使う場面が多い一方で、それ以外にプレイヤーのストレスになるような要素は極力取り除いてあるのも特徴のひとつです。たとえば、戦闘はシンボルエンカウント方式なので、敵を避けて移動することが可能。戦闘時では、負ければすぐにリトライするかの選択肢が出現。イベントスキップ機能もあり、マップの切り替え時でさえ、待ち時間を置かずにすぐ切り替わります。とことん頭の使用量をゲームの内容に割いて集中できるように作られています。
 
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再挑戦がしやすく設置されたリトライ・イベントスキップ機能。難易度が高いゲームだけに、嬉しい配慮です。
 
常に考えながらゲームを進めていくことになるので、あまり頭を使わずに爽快感やアクション性を得たいという人には向いていません。戦術で悩むことが多い人は、プレイ時間が4時間やそれ以上になることもあるかもしれません。ゲームを隅から隅まで遊びたいという人は、よほど戦術に自信がない限りはやさしめの難易度で始めたほうがいいでしょう。

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歯ごたえある難易度のために攻略を諦めたくなることがあっても「魅力的なキャラクターたちの会話が見たい!」という思いが努力に繋がることもある作品でした。少し重めの雰囲気の物語が好きという人にはオススメできるゲームです。

[基本情報]
タイトル 『木陰のアンチクリスト』
制作者 鍵虫 様
クリア時間 2~4時間程度
対応OS Win 95/98/2000/NT/ME/VISTA/7/8
価格 無料

ダウンロードはこちらから
http://www.freem.ne.jp/win/game/14126

制作者サイトはこちら
http://tktkbousi.wixsite.com/neoteny

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